Monologue of 299. . . Outgoing call from Hadano city, Kanagawa prefecture

2011年02月15日

そろそろ野菜作りを始めたい

種の入荷情報が届くたびに、どんどん野菜作りを始めたい気持ちが
大きくなってくる。

今、チェック中の野菜たちです

キャベツ・FILDERKRAUT
そろそろ野菜作りを始めたい


キャロット・PURPLE DRAGON
そろそろ野菜作りを始めたい


ラディッシュ・RAINBOW MIXED
そろそろ野菜作りを始めたい


アスパラガス・PACIFIC PURPLE
そろそろ野菜作りを始めたい


スイスチャード・BRIGHT LIGHT
そろそろ野菜作りを始めたい


野菜作り、そう簡単に出来ないと思うけど。。。



e's Inc.
環境メールニュースより抜粋
日本のありもの探しより

第8回:伊勢神宮 ―200年後を見据えた経営の教えるもの―

今回のプロジェクトeでは、ちょっとユニークな組織の取り組みを紹介しましょう。

三重県伊勢市にある伊勢神宮は、昔から「神宮」といえば伊勢神宮といわれるほど、古くから国民に尊ばれている神宮です。皇室の御祖先の守り神として仰ぐ天照大御神をお祭りする内宮と、衣・食・住・広く産業の守り神として崇敬される外宮があります。

この伊勢神宮で、20年に一度、社殿や神宝類、ご装束類のすべてを一新して大御神のお遷りを仰ぐ式年遷宮がおこなわれていることをご存じの方は多いでしょう。

この式年遷宮は、どのくらいの歴史があるか、ご存じですか? 1300年です! 20年毎に遷宮しつづけるという仕組みは、実は日本でも例がありません。

なぜ20年という周期なのでしょうね? 「最初に遷宮を始めた天武天皇が定めたため」だそうです。以来の20年ごとの遷宮によって、日本の文化のルーツを伝え、伝統技術や匠の技を脈々と保存継承しているのです。

「どうして遷宮する必要があるのだろう?」と不思議に思いませんか? その答えは、伊勢神宮の神殿の形にあります。神殿は、大聖堂などをイメージする外国の人には拍子抜けするほど、シンプルな造りです。弥生時代の穀物倉庫の形を模しているのです。

穀物の倉庫には、翌年播くための籾種や飢饉用の備蓄を入れます。翌年植え付ける籾種がなくなったり、飢饉用の備蓄がなくなったら大変なことです。穀物倉庫は、国民のいのちを守る役割を担っていたのです。

穀物倉庫は、十数本の直埋めの柱と萱の屋根でできていますから、20~30年ごとに建て替える必要がありました。しかし、使えなくなってから建て替えるのでは、いのちを守ることができません。ですから、定期的に建て替えるしきたりができたのでしょう。その記憶が、いのちを守る建物の象徴でもある伊勢神宮の遷宮につながっているのです。

遷宮のために、神宮の神殿には隣接する二つの用地があり、交互に一方の敷地に神殿が建てられます。そして、1回の遷宮には、約1万本もの造営用材が必要となります。20年ごとに1万本以上もの檜をどのように確保してきたのでしょうか?

伊勢神宮は、世田谷区に匹敵する5,500ヘクタールもの広大な敷地を持っています。うち90%以上が山林です。この素晴らしい伊勢神宮の森づくりは、反省の上に進められてきたのです。

かつては、御杣山から遷宮用の木材が切り出されていました。江戸時代には現在と同じく年間700~900万人がお参りをしていたので、門前町に二、三泊する参拝者のための薪をまかなうためにも、山が切り開かれ、木がなくなってきました。

江戸幕府は、木曽の尾張藩の森林を遷宮のための御用林としましたが、江戸時代の終わりに、尾張藩の御用林は皇室財産となりました。そして第二次世界大戦後には、皇室財産だった神宮備林は国有林になりました。伊勢神宮の遷宮用に優先的に木材を購入することができますが、それでも「専用」ではなく、金銭的にもかなりの負担となります。

このように、遷宮のための用材の確保を国に依存できなくなる前に、伊勢神宮では「遷宮用の森林は自分たちで持っているべきだ」という認識が行動につながっていたのです。

今から80年ほど前の大正時代に、内務省の一部分であった神宮司庁が、神宮森林経営計画を立て、植林を始めました。名目上の目的は「景観の保持及び五十鈴川の水源地涵養」でしたが、山の南面に檜も植え始めました。

この森林経営計画は、なんと200年計画でした。200年後には、半永久的に自分たちの森からすべての遷宮用材を供給できる体制づくりをめざしたのです。まだ実際の危機が訪れるまえに、そして200年先を見据えての資源管理の経営に乗り出す――これはすごいことだと思うのです。

そのおかげで、平成25年におこなわれる第62回の次期遷宮時には、必要な用材の4分の1を、久々に宮域林からまかなうことができるそうです。自分たちの森林が育つにつれ、20年ごとに「自分たちでまかなえる割合」は増えていくでしょう。先祖たちが計画をした200年よりも前に、100%まかなえる日が来そうだといいます。

遷宮はとても大きな行事なので、8年かけて準備をします。木材は4年かけて準備します。まず、伐採後2年間、貯木池に沈めます。水中乾燥といって、木の余分な油を抜くためです。その後1年間、野ざらしにし、四季折々の厳しい自然条件に木を慣らします。そして製材したあと、和紙をかけて遷宮の時を待ちます。

このように、長い時間をかけて準備をしますから、割れないし反らないしっかりした木材になります。「いのちを守る」という遷宮の主意にかなうよう、準備されるのです。

では、20年たって、役割の終わった古殿の木材はどうなるのでしょうか? 神殿には、建物を両側でがっちりと支えている棟持柱が4本あります。長さ11メートルほどのこの柱は、遷宮後は宇治橋の鳥居として、20年間伊勢神宮を守ります。さらに20年たつと、桑名の七里の渡しと関の追分けの鳥居として、さらに地域の人たちを守る役割を担います。一片たりとも無駄にしないという精神で、棟持柱以外の部分は、全国の神社の建て替えの申請に従って分けられます。

「永久の建物」をめざして、大聖堂や大きな石のお城などの不朽のものを作るのではなく、無駄なものを削ぎ落としてシンプルにし、「建て替えつづけることで永久の建築物にする」という発想は、世界にも類を見ません。なかなか英語に訳せない「循環」の思想の原点のひとつを、200年先を見据えた経営が支えているのです。


~~~~~~~~~~~~~~~引用ここまで~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

欧米の大聖堂やお城(のあと)などを見ると、がっしりした石などで作られ、「そのときに作ったものを永久のものにしよう」という感じですから、欧米の人々にとっては、20年ごとに立て替えつづけている小さな木組みの神殿というのは信じられないかもしれません。

でも、どんなにがっしり作っても永久に存在し続けるものはありません。一方、生まれ変わりつづけているものは、1300年たってもそのままの姿なのですよね。「永久って何だろう?」「永久に残るものって何だろう?」「本当に大事なものって何だろう?」と考えさせられ、面白いなあ!と思います。



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